私は精神科で10年働きました。
「このまま精神科で働くのは、もう無理かもしれない」そう思った夜が何度もあります。
でもそのたびに、「辞めたいなんて甘えだ」と自分に言い聞かせてきました。
数えきれない暴言と暴力、腕を掴まれ内出血をつくったこともあります。
それよりも一番怖かったのは、看護師としての自分の将来でした。
精神科しか経験がない、経験年数はあるのに一般科で通用する自信がない。
もしあなたが今、同じ不安を抱えているなら、それは甘えではありません。
精神科看護師を辞めたい本当の理由は「将来の不安」

精神科の仕事は専門性が高く、決して価値が低い分野ではありません。
ただ現実には問題もあります。
- 点滴管理の経験が少ない
- 急変対応をほとんどしていない
- 身体アセスメントに自信がない
こうした状況になりやすいのも事実です。
精神科で数年働くと、ある時ふと気づきます。
「このままでは精神科でしか働けなくなる」
辞めたい気持ちの原因は、暴言や暴力だけではありません。
あなたのキャリアの選択肢が狭まる、将来の不安です。
精神科から一般科へ転職するのは合理的な判断

ここからは、感情ではなく現実の話をします。
精神科のみの経験が長いほど、下記のこの傾向があります。
- 一般科への転職ハードルは徐々に上がる
- 年齢が上がるほど教育前提の採用は減る
- 急性期より慢性期のほうが受け入れられやすい
このような状況にあるので、若いうちに身体看護を経験しておきたいと考えるのが合理的な判断です。
「今の年齢で慢性期転職が可能か確認する」
将来のリスクを減らす行動です。
精神科看護師に慢性期がおすすめな理由

一口に一般科といっても、働く科の選び方が重要です。
精神科出身ならまずは慢性期からがおすすめ。
理由は下記の3つです。
1. スピードより継続的なケアが重視される
急性期のような瞬発力は求められにくい。
2. 身体看護を基礎から積める
経管栄養・褥瘡管理・ME機器管理など、一般科の基礎を確実に経験できる。
一通り急変や看取りも体験できる。
3. 精神科経験が武器になる
認知症対応・関係構築力・観察力はそのまま活きる。
一般科でも精神薬は使われるので、精神薬の知識が役立ちます。
決してゼロからスタートではありません。
精神科経験が土台になってくれます。
一般科が怖いのは「能力不足」ではなく「情報不足」

「自分なんて通用しないかもしれない」
そう感じるのは自然です。
でも実際の採用状況は違います。
・どの病院なら受け入れてもらえるのか?
・教育体制はあるのか?
・自分の経験はどう評価されるのか?
こうした情報を知るだけでも、不安はかなり減ります。
このように一般科の採用情報を知ることで、自分に何が足りないかがわかります。
これで、おのずと対策が取れます。
精神科を辞める=逃げではない

精神科を続けるのも一つの道。
辞めるのも一つの道。
ただ、これだけは言えます。
・暴言や暴力に疲れきっている
・成長実感が持てない
・将来が不安で仕方ない
当てはまるなら、それは真剣にキャリアを考えている証拠です。
我慢を続けることが正解とは限りません。
20代30代なら一般科転職はまだ間に合う

ここが一番重要です。
20代はポテンシャル採用枠。
30代前半も十分可能性があります。
ただ年齢が上がるほど、難易度は少しずつ上がる。
だからこそ「今どう評価されるのか」を知ることが最初の一歩です。
辞めるかどうかは、そのあと決めればいいことです。
まとめ

精神科を辞めたいと思うのは、あまえではありません。
それは、自分の将来を考えているから出てくる感情です。
精神科を続けることが絶対的な正解ではない。
一般科へ進むことも、立派な選択肢の一つです。
まずは、自分にどんな可能性が残されているのかを知ること。
そこから次の一歩が見えてきます。
\ 20代30代なら間に合う。今の市場価値をチェック/
※登録1分・完全無料
精神科看護師から一般科へ転職する方法は、
以下の記事で詳しくまとめています。


コメント