皆さんは看護師の一日の流れをご存じですか?
急な入院や急変のような、突発的なことも多くなかなかの激務です。
決まったルーティン業務はあるの?
どんなことに注意して仕事してるの?
こんな疑問を含めて、看護師の1日の流れを解説していきます。
准看護師を経て看護師に転職、看護師歴16年。
他にケアマネージャー、認知症ケア専門士の資格を持つぼくが解説します。
この記事の概要
- 看護師の仕事の一日の流れ
- 看護師が一日の仕事をこなすために注意していること
基本、常に突発的なことを想定して動いています
看護師の仕事は突発的なことが日常茶飯事です。
患者さんの急変やそれに伴う検査や処置、急な入院など様々なことが想定できます。
そのため、スケジュール通りに予定が運ぶことはありません。
しかし、スケジュールはきちんとこなさなければいけません。
なので常に突発的なことが起こることを想定して、前倒ししたり仕事の順番を入れ替えるなどの時間を作る工夫をして動いています。
午前中の流れ
出勤
朝8:30から始業となるところが多いですが、実際には少し前に行ってその日の準備を行ったり、前日の患者さんの情報収集を行うことが多いです。
実際には8:00から8:20ぐらいに出勤する人が多いです。
申し送り
夜勤担当の看護師から、夜間の患者さんの状態や何かかわったことがなかったか?引き継ぎます。
普通の会社でいう引き継ぎのようなものです。
病院によっては申し送り制度を廃止しているところもあります。
その場合は「看護記録」という患者さんの日々の状態を記録したものから、患者さんの夜間の状態を情報収集するという方法をとります。
おむつ交換
患者さんの中には、トイレに自分でいけない方も多くいます。
その場合は、尿器(尿瓶)や差し込み便器(寝たまま排便できる便器)を使用したり、おむつを着用します。
御自分でおむつを交換できない場合が多いので、看護師がおむつを交換します。
検温・処置・検査
検温は体温・脈拍・血圧・酸素飽和濃度(簡易的に血液の中に酸素がどれだけ含まれてるか調べること)を測ることをいいます。
処置とは、何か傷があったら消毒し軟膏を塗り、ガーゼで保護するなどのいわゆる手当のようなものです。
簡単な傷や床ずれの処置から、複雑なものまで多岐にわたります。
検査は検査の予定のある患者さんを検査室まで送迎したり、病棟で行えるものは病棟で検査します。
食事介助
昼食は11:30からの病院が多いです。
昼食の配膳・下膳から自分で食べられない患者さんの、食事介助と歯磨きの介助まで行います。
昼休み
昼休みは12:30から13:30です、交代制で入ります。
11:30から12:30が患者さんの昼食で、12:30から13:30が看護師の昼休みになります。
看護師の昼休みの時間も、誰か看護師がいなければならないので、この時間に残る人は先に昼休みをとります。
午後の流れ
カンファレンス
患者さんの課題や問題について話し合ったり、他の情報共有しなければならないことについて話し合う時間です。
午後の処置・再検温・検査
基本的に午前中とやることは同じです。
午前中出来なかったことや、時間指定のある場合などに行います。
再検温は午前中に発熱していたり、血圧が高かった患者さんの検温を時間をおいて再度行うことです。
おむつ交換
午前中とやることは同じです。
午前中から時間が経っているので、その間に排尿排便があるので行います。
申し送り
日中の業務(日勤といいます)が終わり、夜勤に入るので夜勤担当の看護師に日中の患者さんの状態や日中にあった情報共有しなければならないことを申し送ります。
退勤
その日の後かたずけを終えて、5時になったら退勤します。
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まとめ
看護師の仕事は立ち仕事が多く肉体的にも激務です。
そのうえ突発的な出来事も多く精神的にも決して楽な仕事ではありません。
ですが患者さんとふれあいその患者さんが良くなっていく姿や、ねぎらいの言葉をかけてもらった時は、他には変えることが出来ない喜びがあります。
この記事だけでは伝えきれないことが多いですが、看護師の仕事は大変ですがやりがいのある仕事です
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
陰ながらあなたのことを応援しています!!
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