この記事では看護師転職で失敗しないために、自己分析する重要性とそのやり方を解説します。
転職したいけどその理由がぼんやりしてる時ってありませんか?
転職したい意思はあるけど、その理由がぼんやりした人は意外と多いです。
例えばこの二人のような感じです。
今の病棟なんとなく肌に合わないから、転職しようと思ってるんだよね。
私も今の病棟に2年務めたから、もう転職しようと思ってるんだよ。
こんなふんわりした感じだと「自分はなにが嫌でなにをしたい、だから転職したい」という意思がわかりませんよね?
正直言ってこんな感じで転職するのは危険です。
転職する前に自己分析をして「今の病院のなにが嫌なのか?」「自分はどんな科でどんな仕事をしたいのか?」「自分はどんなキャリアプランを積みたいのか?」このようなことを明確にしましょう。
自分でもよくわからずに転職活動していると、面接で必ず突っこまれてボロが出てしまいます。
そうなると不採用になるのは言うまでもありません。
あなたがそのような目に合わないため、転職活動を成功させるためにこの記事を書きました。
- 自己分析の目的
- なぜ自己分析が必要か自己分析の方法法
- 自己分析の方法
それじゃあ本題へGO!!
自己分析とは?
・今までどんなことをしてきたのか? ・なにができるのか? ・なにが好きなのか? ・なにが苦手なのか?
これら再確認をして、そのうえで「本当にやりたいこと・できることを明確にする」作業です。
自己分析で「自分の長所、本当になりたい自分、本当に働きたい職場」がわかります。
なぜ自己分析が必要なのか?
転職で一番重要なのは自己分析といわれています。
自己分析できていないと、自分が何をしたいかがわかりません?
自己分析は自分自身を理解することであり、転職活動の土台となります。
自己分析をしないで転職活動をしても、周りの声や転職サイトのアドバイスに従うだけです。
自分の本当の希望がわかっていないので「仕事にやりがいがない」「思っていた職場と違った」などの理由でまた転職することになってしまいます。
こういうことは珍しくありません。
このようにならないためにも自己分析が必要です。
自己分析して転職する理由が明確じゃないと!!
- 面接での受け答えがあいまいになる。
- 入職したら、自分が思い描いていた病院とちがった。
- 看護師転職サイトのいうがままになり、ブラック病院に入職させられる。
- また転職するハメになり、無駄な時間と労力を消耗する。
自己分析して転職理由が明確だと!!
- 面接や志望動機にも説得力のある回答ができる。
- 自分にあった病院に長く勤めることができる。
- 自部の長所と短所を理解しているので、早く自己成長できる。
- 仕事・プライベート共に充実した看護師人生が送れる
- あなたの理想とする看護師キャリアを積める
自己分析は将来設計のためにも必要だよ。
自己分析のやり方
紙とペン、もしくはPCのワープロソフトを用意します。
コツは思いつくことは全て書き出すことです。
全て書き出すことで、自分の頭の中を可視化することができるので、考えをまとめやすくなります。
キャリアの棚卸とは「あなたの持っているスキルと経験をすべて書き出す」ことです。
転職で重要なのは、転職先が欲しがっているスキルと経験を持っていて、それらを上手く伝えることです。
スキルと経験は転職先が欲しがっているものであることが重要です。
この点をはっきりさせるために、キャリアの棚卸が必要になります。
下記のキーワードをもとに思いつくまま書いてみましょう。
- 看護師を目指した理由
- これまで働いてきた科と患者数・患者層
- 経験した業務内容と得たスキル
- 今周りからの評価
- 看護師として嬉しかったこと、つらかったこと
- 好きな業務
- 苦手な業務
- これから挑戦したい業務
経験が浅いなどでスキルを持ってない場合は、学生時代にどんなことを頑張ったか?特異な教科は何だったか?を振り返ってみましょう。
下記のように思いつく不満をすべて書き出します。
- 希望する科ではない
- 患者様ともっとじっくり関わりたい
- 夜勤が精神的、体力的にきつい
- 年収が低い
- 休日が少ない
- 看護部の方針違和感を感じる
これからあなたが看護師として自分らしくストレスのないように生きていくために、「キャリアの棚卸」と「現状の不満」を照らし合わせて、今後の人生を考えた「理想の条件」を書き出します。
- 精神科で働いているが、さらなるスキルアップのため以前から興味があった急性期で働きたい。
- 急性期で患者様とじっくり向き合えないので、じっくり向き合う看護ができる慢性期病院で働きたい。
- 残業が多くて、保育所に子供を迎えに行けない。残業がなく定時で上がれる職場で働きたい。
- 残業と夜勤が多くて体力的にきつい、残業のない日勤のみの勤務がしたい。
ポイントは「5年後、10年後に自分がどうなっていたいのか?」将来像を思い描くこと。
単純に「年収が高い」「定時で上がれる」のみで考えないで、「OOなので、OOしたい」と掘り下げて考えることです。
下記のように文章化すると「理想の条件」がはっきりします。
「母子家庭だけど子供二人を大学卒業させたいので、年収が600万円以上の病院で働きたい」
「保育園に子供を迎えに行ける人が自分しかいないので、定時で上がれる職場で働きたい」
残念ですが、すべて手の理想を満たす職場はありません。
ですので「理想の条件」に優先順位をつけていきましょう。
下記のように、優先順位を項目別にわけます。
・仕事内容(働きたい科など) ・収入(年収000万円以上) ・勤務時間(定時上りのみ、残業も可能、日勤のみ、夜勤ありなど) ・プライベート(子育てに関すること、希望休や有休の取りやすさなど)
この項目の中から、あなたの状況や希望にあった優先順位をつけていきます。
すべての優先順位を満たす職場はありませんので、どうしても譲れない部分と妥協してもいい部分を考えて優先順位をつけていきます。
何を優先するかは、その方の状況や希望によりますし、正解も優劣もありません。
スキルアップのために仕事優先する方もいれば、子供さんが小さいのでプライベートを優先する方もいます。
仕事とプライベート偏りがないようにバランスよく優先順位をつけると、両方ともに充実させられます。
例えば、下記のような感じです。
「スキルアップのために急性期で働きたいが、子供が小さいので日勤のみで定時上りをしたい。」
「シングルマザーで子供が二人いる、年収600万以上欲しいので夜勤も残業も可能。子育てのため土日は休みにしてほしい。」
自己分析をもとに転職活動を行います
自己分析したことで「あなたのスキルと経験、現状の不満、理想の条件」がはっきりとわかりました。
この結果をもとに転職活動を行います。
個人で探すとなると「定時上りの急性期病院」「夜勤と残業はあるが、土日は確実に休める」などは厳しいものがありますし、個人で病院に交渉するのはかなり難しいことです。
ですので、あなたの転職活動をスムーズに行うために看護師転職サイトの利用をおすすめします。
看護師転職サイトを使うと、担当者があなたに代わって給与面や休みなどの福利厚生も交渉してくれます。
- 完全無料
- 給与や福利厚生の交渉
- 希望にあった求人紹介
- 履歴書の添削や面接指導
- 書類や手続きの代行など
個人で転職活動するとやることは山積みになりますよね。
看護師転職サイトはこれだけのことを完全無料で行ってくれますから、時間と労力が大幅に節約できます。
おすすめ看護師転職サイト:各サイトの「強み別」に解説しますで詳しく解説しています。
自己分析は履歴書作成にも使えます
じつは自己分析の効果はこれだけではないんです。
転職活動には履歴書作成が必要ですよね、志望動機や自己PR・特技なんて「休みがたくさんあって給料がいいから」なんて絶対に書けません(本心はそうだとしても)
正直なに書いていいかわからなくなりませんか?
そこで自己分析したことが役に立つんです。
自己PR・特技ならキャリアの棚卸の中になんらかの当てはまるものがあります。
志望動機なら現状の不満・理想の条件の中に当てはまるものがあります。
面接の受け答えでも自己分析をもとに書いた履歴書に沿った答えじゃないとつじつまが合わなくなります。
このように自己分析したことが転職活動のいろんな面で役に立ち、最初に書いたように転職活動の土台となります。
ぶっちゃけしっかり自己分析しないと転職活動は苦戦するよ。
まとめ
- 満足のいく転職をするために「自己分析」が必要
- 「キャリアの棚卸」「現状の不満」「理想の条件」を書き出し、自分の状況にあった優先順位をつけることで「自己分析」ができる
- 「自己分析」を行うことで「理想の条件」がはっきりするので転職活動が行いやすい
- 「自己分析」は転職活動の土台となる
自己分析を行うことで、今まで気づかなかった不満や理想の条件がわかることもあります。
また自分の考えをまとめることができるので、面接での質問にも答えやすくなりますので、転職成功のためにも自己分析はしっかり行っておきましょう。
また転職に失敗する人には特徴があるので【初めての看護師転職】看護師転職サイトを使っても失敗する人3選お読みください。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたの転職成功を陰ながら応援しています。
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