元精神科看護師が「精神科のみのキャリアに不安を感じる精神科看護師さん」の失敗しない一般科への転職をサポートします。

メンタルが弱いナースの5つの長所&メンタルを強くする方法10選!!

当ページのリンクには広告が含まれています。
この記事を読んでわかること
  • メンタルが弱いナースが持つ5つの長所
  • メンタルを強くする方法
  • メンタル弱いナースが凹んでしまった時の対処法
精神科ナースちゃん

私メンタル超弱くて看護師やってく自信がないの。
メンタル強くする方法をおしえて?

看護師って「気が強いと出来ない」「メンタル超タフじゃないと無理」みたいなイメージありませんか?

ぼくも気が強い方じゃありません。

むしろ気が弱い方ですし「うわーこの人メッチャきついな」って思うことがよくあります。

筆者の経歴
  • パワハラを受けてうつになった経験あり
  • ケアマネージャー、認知症ケア専門士の資格あり
  • 精神科10年経験後、40歳で一般科(療養病院)に転職する
  • 転職経験5回有り
筆者のノブと申します


メンタルを強くすることはできます。

むしろ、メンタルが弱いからこその強みもあります。


この強みを活かしながら、メンタルを強くしていけばいいんです。

この記事では、メンタルが弱いナースの5つの強みとメンタルを強くする方法3選を解説します。

目次

メンタル弱い人が看護師やるのは無理ゲーですか?

よく「気が強くないと看護師はやっていけない」って言われますよね。

じゃあ、現場で働いている看護師全員が気が強いのでしょうか?

決してそんなことはありません。

むしろ、物腰が柔らかい人や気が弱い人もけっこういます。

かえって、そういう人たちのほうが患者さんや同僚のからの信頼が多いものです。

メンタルが弱くても看護師としてやっていけます。

メンタルが弱いナースの5つ長所

下記はメンタルが弱いナースの長所です。

この長所があるからこそ、逆に看護師に向いていると言えます。

メンタルが弱いナースの長所
  • 相手に威圧感を与えない
  • 相手のつらさを理解できる
  • 柔らかい物腰なので、相手に受け入れられやすい
  • 相手が緊張や委縮せずに話すことができる
  • 相手の立場に立って考えることができる

どれも看護師には必要で大切なことですよね。

これらは「メンタルが弱いナース」だからこそ持っている武器です。

この長所を伸ばすことで看護師として成長できます。

また、安定したメンタルで看護師をやっていくことができます

深い苦しみをアセスメントできる

患者さんは、身体的な病気から生じる精神的な深い苦しみを抱えています。

メンタルが弱いナースは、精神的な苦しみを知っています。

例題

例えば「癌で全身状態とADLが悪化していく患者さん」です。

このような方は、徐々にADLが落ちてトイレでの排泄も自力で行えなくなります。

介助でポータブルトイレで排泄することになり、最終的にはオムツで排泄することになる患者さんです。

この患者さんには、どんなアセスメントが必要でしょうか

こんな状況に置かれたら、癌性疼痛のうえに精神的にも耐えがたい苦しみですよね。

なにより段々と今まで出来たことが出来なくなる、それを受け入れ続けるのは想像しがたい苦しみです。

気が強いナースのアセスメント

「気持ちはわかるけど、こういう状態だから仕方ない」

「この状態を受け入れてもらうしかない」

このようにアセスメントして終わります。

確かにこのアセスメントは正論であり、方向性も間違っていません。

ですが、メンタルが弱いナースは違います。

メンタルが弱いナースは、患者さんの苦しみをさらに深く考えることが出来ます。

例えば、このように考えることが出来ます。

メンタルが弱いナースのアセスメント

「患者さんはオムツでの排泄を、周りに迷惑かけてると思ってるかもしれない?」

「じゃあ、オムツ交換の時は気にすることないような、雰囲気作りや声掛けをしよう」

「体力が無いのに、自分で出来ないことをやろうとするかもしれない?」

「じゃあそのために看護師はじめスタッフがいることを、会話に中にちょくちょく入れていこう」

メンタルが弱いからこそ、表面的なつらさだけじゃなく、内面の深い部分を考えることができます。

気が強い看護師でも「そのくらいは考えている」という方もいるでしょう。

ですが、気の弱い看護師の方はそのメンタルゆえに、人よりつらい経験を多くしています。

なので、他人のつらさをキャッチするセンサーは敏感で精度も高いです。

結果、より弱っている方に寄り添った看護を行うことができます。

メンタルを強くする10の方法

メンタルが弱い人は真面目な人が多く、人一倍の感受性や共感性を持っています。

この点を利用したメンタルを強くする方法を解説します。

下記を行うことでストレスが減ってき、徐々にメンタルが強くなっていきます。

  • 勉強して知識をつける
  • スルースキルを身につける
  • メタ認知を行う
  • 深呼吸する
  • 瞑想する
  • 目の前のことに集中する(グラウンディング)
  • 信頼できる人に相談する
  • 自分の意見を伝える
  • 自分なりの楽しみを作る
  • 無理しない

それでは順に解説していきます。

①勉強して知識をつける

メンタル弱い人は、勤勉で勉強熱心な人が多いです。

なので、ここを伸ばしましょう。

知識が豊富だと周りから一目置かれスキルアップにもつながります。

得意もしくは好きな分野から勉強するのがおすすめです。

②スルースキルを身につける

真面目で勉強熱心な人ほど、イヤミや悪口を真に受けてしまいます。

イヤミや悪口は相手の勝手な感想や、独断に満ちた評価です。

あなたの本来の価値を正当に評価していません。

わざわざ聞く必要は全くありません。

≫こちらでスルースキルをくわしく解説します

③メタ認知を行う

「メタ認知」とは自分の行動や考えを客観的にみることです。

もう一人の自分が今の自分をみると、どう見えるかという考え方です。

このように客観的にみると、今まで大変なことだと思ったことでも、じつはたいしたことじゃないと思えるようになります。

メタ認知で観るクセをつけると、今まで悩んでいたことも気にならなくなってきます。

 ≫こちらでメタ認知をくわしく解説します

④深呼吸をする

深呼吸には呼吸を整えて平常心に戻す効果があります。

やり方は①1~4まで数えながら息を吸う ②5で息を止める ③6から10数えながら息を吐く。

これをお腹に手を当ててお腹が降らんでいることを確認しながら行いましょう。

⑤瞑想する

朝と就寝前に5~10分の瞑想を行いましょう。

集中力がつき、何か起きても焦らなくなり冷静になれます。

私は朝に10分の瞑想を行っています。

少しづつですが病棟でなにかあったり、機嫌が悪い人がいても気にならなくなりました。

≫こちらで瞑想のやり方などくわしく解説します

⑥目の前のことに集中する(グラウンディング)

グラウンディングとは、目の前にあるものに意識を集中させて負の感情を外に向ける方法です。

なにか嫌なことを言われて、カチンときた時や焦った時に役立ちます。

例えば、目の前に黒いボールペンがあるとします。

このボールペンを観察することに集中します。

「これはボールペンだ」「色は黒い」「メーカーは〇〇だ」というふうに細かく見ていく、やり方はこれだけです。

 ≫こちらでグラウンディングをくわしく解説します

⑦信頼できる人に相談する

職場に友人や家族など、信頼できる人に相談することで安心感を得られます。

また口に出すことで頭の中も整理されて、相談することでよいアドバイスがもらえることもあります。

相談する時はトラブルを防ぐために個人情報は出さないようにしましょう。

⑧アイメッセージを使う

アイメッセージとは「I=私」を主語にして相手に自分の考えや要望を伝える方法です。メッセージです。

  • 私は○○だと思うんです。あなたはどう思いますか?
  • 私は○○したいんです。△△してくれませんか?

このように私を主語にすると、相手に強制感を減らして物事を頼みやすくなります。

アイメッセージを使うことで自分の意見を言いやすくなり、徐々にメンタルも強くなっていきます。 

≫こちらで職場にいる嫌な人との付き合いかたを解説します

⑨自分なりの楽しみを作る

自分なりの楽しみを作ると嫌なことがあっても、気持ちの切り替えができますし、嫌なことを乗り越える原動力になります。

小さな楽しみで充分です。

私の場合は「仕事終わったらスパに行ってさっぱりしよう」「次の休みにはドライブに行こう」と生活の中に楽しみを作っています。

これだけでも嫌なことを乗り越える原動力になり、結果メンタルも強くなっていきます。

⑩無理しない

気が弱い人ほど真面目でがんばり屋なので、ついつい無理をしがちです。

マラソンで例えると最初から最後まで、全速力で走りきろうとしてるような感じです。

これでは最後までメンタルは持ちません。

8割で充分です、7割でもいいです。

余力を残して翌日も頑張りましょう。


余力を残すだけでもメンタルは強くなります。

メンタルは徐々に強くなっていきます。

まずはやりやすいものからためしてみて下さい。

深呼吸と瞑想がおすすめです。

落ちこんだ時の4つの対処方法

メンタルを強くしようと頑張っていても、時には落ちこんでしまう時もあります。

ですがもしも落ちこんでしまったら、この方法をためしてください。

落ちこみから抜け出すことができます。

  • 落ちこんでいい時間を決める(10分以内がおすすめ)
  • 口角を上げて笑顔を作る
  • プラスな言葉を心で唱える、声に出して言ってみる
  • 自分を忙しくさせる

①落ちこんで時間を決める(10分以内がおすすめ)

人は時間で区切らないとダラダラと同じことを続ける習性があります。

落ちこんでいい時間を決めることで区切りがつきます。

結果、長く落ちこむことを避けることができます。

口角を上げて笑顔を作る

人は落ち込んだ表情でポジティブなことは考えられません。

逆に笑顔でネガティブなことは考えられません。

口角を上げて笑顔を作るだけで気持ちが明るくなってきます。

③プラスになる言葉 明るい言葉を言う(心の中で唱える)

人は聞いた言葉に影響されます。

人が一番多く聞いている言葉は自分の言葉です。

「プラスになる言葉、明るい言葉」を言って自分に言い聞かせることで、明るい気分になってきます。

心の中で唱えても同じ効果が得られます。

④自分を忙しくさせる。

人はヒマになると余計なことを考えます。

なんでもいいので自分を忙しくさせて、落ち込むヒマを与えないようにしましょう。

忙しくすることで無駄に落ち込むよりも、より有意義な時間を過ごせます。

≫こちらで落ち込んで不安な時の対処法を解説します

他人の言葉であなたの価値は下がらない

<img decoding=

安心してください。

他人があなたのことをいくらとやかく言おうとも、あなたの価値は全く下がりません。

他人の批判や悪口は相手の一方的な決めつけです。

そんなことで傷つく必要はありません。


何を言われてもあなたの価値は下がりません。

メンタルを守るためには転職が必要な時もある

場合によっては酷いパワハラを受けてしまうことや、どうしてもあなたの肌に合わない職場だったりする場合があります。

問題を上司に相談しても解決しない場合には転職を考えることも必要です。

その際には看護師転職サイトの利用をおすすめします。

当サイトがおすすめする看護師転職サイト

 ≫こちらで上記3サイトをくわしく解説します

まとめ(メンタルが弱いナースの5つの長所&メンタルを強くする方法10選)

メンタルが弱いことを卑下することはありません。

メンタルが弱いからこその長所を活かしながら、メンタルを強くしていきましょう。

ご自分がやりやすい方法からためしてみてください。

徐々にメンタルが強くなっていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次