
社会人から看護師になるのって、いいことばかりじゃないよね?
やっぱり私たちが、知らないような大変なこともあるよね?
後から泣かないようにいいことも悪いことも、今のうちに知っておきたいな

もちろんいいことも悪いこともあるよ。
女性だとこれからの出産や育児のこともあるから、余計に心配だよね。
今から知って覚悟を決めるためにも、社会人から看護師になるメリットとデメリット5選を解説します。
この記事でわかること、この記事を書いた人

この記事を書いた人
この記事はブラック企業サラリーマンから准看護師を経て看護師に転職し看護師歴16年。
ケアマネージャーと認知症ケア専門士の資格を持つ管理人が書いています。
社会人から看護師を目指す人は珍しくない

一昔前は社会人から看護師になるというのは、珍しいことで異端扱いされてる節もありました。
ですが、近年は社会人から看護師を目指す人は多くなっています。
「社会人入試」という社会人のための入試制度もあり、取り巻く環境も変わってきています。
看護学生の4人に1人が社会人経験者
平成24年度の看護師養成所(3年課程)における社会人経験者の割合(社会人経験者数/学生総在籍数)は23.7%であった。これは、今や、3年課程看護師養成所の学生のうち、およそ4人に1人が社会人経験者であるということ示しています。
一般社団法人日本看護学校協議会
上記は平成24年の資料ですが、看護学生の4人に1人が社会人経験者です。
一クラスが40人だとしたら10人が社会人経験者ということになります。
これはかなり大きい値だと言えます。

前の仕事も様々、サラリーマンやOLさん自衛隊だった人もいるよ。
一般の大卒から看護師になる人も多い
全国の看護師等学校養成所1,696校を対象に厚生労働省が毎年実施している「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査」の各年の入学者の学歴のデータを追い、大卒・短大卒の割合を算出しますと、全学生中の大卒・短大卒の割合は、10%前半で推移(2008年10.8%、2009年12.5%、2010年14.4%、2011年13.4%、2012年13.1%、2013年11.7%、)していることが分かります。
一般社団法人日本看護学校協議会
上記のデータからも大卒から看護師になる人は10.8%から14.4%で推移していることがわかります。
10人いたら1人は大卒ということです。
普通の一般の大卒から看護師になる人も、今や決して珍しくありません。
国も社会人から看護師になる人を支援している
国もこのような状況をみて、社会人経験者を受け入れる準備を整えています。
社会人経験者がより学習しやすい環境を提供して、より質の高い看護師を養成するために、厚生労働省が下記の施策を行っています。

下のリンクは参考になることが沢山あるから必ずチェックしてね!!
厚生労働省「看護師養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針」
社会人が優れている点

①ビジネスマナー・接遇能力が高い
社会人経験者はサラリーマンなど、会社に勤務していた経験のある人がほとんどです。
その経験があるので、ビジネスマナー・接遇能力が高く再教育の必要がありません。
患者さんへの対応も優れています。
②PCスキルが高い
サラリーマン経験のある方だと、PCの扱いにも慣れているためPCスキルが高いです。
看護師にもPCスキルは求められるため、PCスキルが高いことは重宝されます。
③モチベーションが高い
社会人経験者は社会の厳しさを知っていますし、多かれ少なかれ挫折経験などある人が多いです。
また、今後の自分の人生がかかっているという意識が非常にに高いです。
結果、看護師になりたいというモチベーションが高いです。

さすが、社会人はやる気ある人が多いからモチベが違うよ。
④本音と建て前・大人の事情を理解している
一般企業では本音と建て前・大人の事情というものが、どこの会社でもあります。
これは病院や他の医療施設にも当てはまりますし、このような点を理解していることは
雇う側も雇われる側もお互いに、うまくやっていくために必要なことです。

お互いのためにも、大人の事情は察しておきたいね。
社会人から看護師になるメリットとデメリットとは?

社会人から看護師になるのはいいことばかりではありません。
中には看護師を辞める人もいますし、辞めたいと思う人も少なくありません。
次にメリットとデメリットについて解説します。
社会人から看護師になる5つのメリット
メリットは次の5点です。
①女性の仕事では高収入
女性の仕事では群を抜いて高収入です。
一般企業ではいまだに女性だと賃金も男性より低く、役職に就くことも難しいです。
ですが看護師だと役職にもつけます。

女性でこれだけの高収入は他では難しいよ。
②働き方・勤務時間の融通がききやすい

子育ての関係で日勤のみで働きたいとか、逆に稼ぐために夜勤専従で働きたい、といった個人のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
時間も午前中だけのパートとか、午後から数時間とかの働き方も可能です。
雇用する側もこのようなことを理解しているので、相談できますし融通もききやすいです。
③仕事にあぶれることはまずない
仕事にあぶれてしまい全く働く場所がない、ということはまずありません。
条件が悪くなる可能性はありますが、働ける場所はあります。

だからといって勉強しないと取り残されるよ。
④転職先が豊富、1年目でも転職が可能
転職先は豊富にあり、病院以外にも老健などの施設や一般企業でも働けます。
一般企業では1年目の転職は厳しいですが、看護師は1年目の転職も可能で1年目で転職してる人も多いです。

1年目の転職が全ていいわけじゃないから注意してね。
ダメな場合もあるよ、下記リンク参考にしてね。
⑤スキルアップがキャリアに反映しやすい
認定看護師や専門看護師、ケアマネージャーなどスキルアップにつながる資格が多く、取得のための奨学金制度を設けている病院も多いです。
スキルアップのための資格は武器になりますから、キャリアにも反映しやすいです。
社会人から看護師になる5つのデメリット

デメリットは次の5点です。
不規則な勤務で生活リズムが崩れる
二交代・三交代で夜勤があると普通の生活リズムから外れてしまいます。
変則的な生活リズムになるため、生活リズムを整えるのが難しくなります。

家族や同居している人がいるなら、事情をキチンと説明して協力を得ようね。
出産・育児は家族の理解と協力が重要
出産・育児は想像以上に大変になります。
生活リズムが家族と違いますが、家族の理解と協力がとても重要になります。
精神的ストレスが大きい

業務を行う上で常に鋭い観察力と的確な判断力が求められます。
そのための精神的ストレスは大きいです。
体力的にも精神的にもハード
看護師の仕事はオムツ交換や病室移動、患者さんの移送など肉体的にハードな業務が沢山あります。
外からみるよりも実際はかなりハードな肉体労働です。
また忙しい時に患者さんの急変や急に入院が入ってきたりなどもあり、体力的にも精神的にもかなりハードです。

思ってる以上に体力的にも精神的にもハードだよ。
ビックリしないでね(驚)
体調管理は超重要
このようなハードな仕事なので体調管理は超重要です。
夜勤の時に体調が悪くなっても、変わってもらえる人がいないこともありえます。
派閥などがあり人間関係が複雑
看護師の世界は女社会です、そこには仲良しグループや派閥もあります。
人の好き嫌いは男社会よりも多く露骨なものもみられます。
このようなことがあるので、必然的に人間関係は複雑になります。

面倒なことには関わらないで、あなたのペースを守ることが大切だよ。
男性の生涯年収はサラリーマンの方が高い

男性の場合は一生涯サラリーマンだと役職もついて年収が上がっていきます。
年代によって年収600万や700万もあります。
看護師の場合は昇給が少なく平均年収は478万2700円です。
なので生涯年収はサラリーマンの方が高くなります。
サラリーマンは黒字企業でも45歳以上リストラが進んでいる
ですが最近はコロナショックの影響もあり、サラリーマンの45歳以上リストラの波が広がっています。
これからは看護師の方が安全といえるでしょう。

これからは黒字企業で、45歳以下でもリストラされていくからね。
看護師の方が長いでみると安心だろうね。
ぼくの場合はどうだったか?

ぼくの場合は「年末は休み無し」「繁忙期は夜中の2時3時まで仕事」「閑散期でも23時帰宅」という超ブラック企業でした。
看護師になって余暇も楽しむ時間ができて、人間らしい生活が送れるようになったことは一番の幸せです。
もちろん、今まで大変なことや嫌なことも山ほどありました。
最近の45歳以上リストラのことも考えると、「看護師になってよかった」と思っています。

ぼくもいろいろあったけど、看護師になってよかったと思うよ。
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