元精神科看護師が「精神科のみのキャリアに不安を感じる精神科看護師さん」の失敗しない一般科への転職をサポートします。

元精神科Nsが解説|精神科看護師を辞めたい時の対処法5選とおすすめ転職先5選

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この記事はこんな人におすすめ
  • 精神科看護師を「続けるか?」「辞めるか?」迷っている
  • 精神科勤務のストレス、暴言・暴力などの危険回避方法を知りたい人
  • 精神科看護師をやめた後で働ける科を知りたい人
精神科ナースちゃん

【読者のお悩み】
精神科看護師を「辞めるべきか?」「続けるべきか?」悩んでいます。もし辞めても、精神科経験しかなくても働ける科はありますか?

結論:「精神科看護師を続ける」「精神科看護師を辞める」のは今のあなたの状況により変わってきます。また精神科経験しかなくても働ける科はあります。

このお悩みを解説する人
  • 元精神科看護師
  • 精神科のみ10年経験後、40歳で一般科(療養病院)に転職する。
  • 現在は一般科に勤務し13年目になる。
  • ケアマネージャー、認知症ケア専門士の資格あり
筆者のノブと申します。

精神科看護師はメンタルも体力も必要とされる大変な仕事です。

その反面「患者さんとの関りで自分が病んでしまう」「看護技術が身につかない」というストレスや将来への不安もあります。

朝起きれなくなり涙が出てきてしまう。
仕事に行くと急に吐き気に襲われてしまう。
家でも仕事のことを思うとパニックになってしまう。

そんななかで「それでも精神科看護師を続けるべきか?」もしくは「精神科を看護師を辞めるべきか?」と悩む方は多いです。

精神科看護師を「続ける」「辞める」あなたにはどちらがベストな選択でしょうか?

この記事を読んでいただければ、あなたにとってベストな選択がわかります。


悔いのない選択をして豊かな看護師人生を送りましょう。

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目次

精神科看護師を辞めたい理由

精神科に勤務していると、一般科にはない様々なストレスがあります。

「精神科看護師を辞めたい」となる代表的な理由を解説していきます。

患者さんのネガティブな言動で自分が病んでしまう

精神科では患者さんからの暴言・暴力は多く
これによりメンタルも身体もやられてしまいます。

実際には死亡事故もあり、2013年には北海道三笠市で精神科医が患者に刺されて死亡する事件が起きています。
(参考:>>診察室で医師刺殺の疑い 北海道三笠、患者を逮捕

ノブ<br>

身の危険を感じたらすぐに助けを呼んでください

職場の方針と自分の看護観が合わない

精神科も病院によって治療方針や特色が違います。

勤めている病院と自分の看護観が違うとモチベーションが保てず、仕事のやりがいが無くなってしまいます。

看護技術・身体アセスメント能力が身につかない

精神科だと基本的な看護技術しか行わないので、看護技術・身体アセスメント能力が身につきません。

ですが急変もターミナル看護もあります。

そんな時に精神科経験しかないと対応できません。

ノブ

看護技術と身体アセスメント能力はどの科でも必須ですよ

ADL・IADLの介助が多いため、看護業務以外の業務量が多い

精神科は通常の看護業務の他に、ADLやIADLの介助も多く歯磨きや洗顔の指導まで行うことも珍しくありません。

一日のほとんどが患者さんの身の回りのケアで終わることもあります。

精神科看護師を辞めたいの対処法

それでは前述した「精神科看護師を辞めたい理由」へのそれぞれの対処法を解説していきます。

自分の感情コントロールする術を学ぶ

「プライベートで気分転換する」テレビや映画など好きなことならなんでもかまわないので、気分転換しましょう。

または「看護記録に詳細に書く」人はいやなことを書くことで、そのことを脳から出すことができます。

看護記録に書くなら仕事にも役立ちますから一石二鳥、コツは引きづらないでその場で終わらせてしまうことです。

「接し方・暴言・暴力への対処法」を勉強する

危険を回避するには患者さんへの接し方を勉強しましょう。

大前提は危険を感じたら「助けを呼ぶ」「その場から逃げる」「一人で対応しない」「男性職員と対応する」ことです。

難易度は高くなりますが、暴力には護身術を学ぶことで対処することができます。

女性の方には痴漢対策にもなりますのでご参照ください。

自分の看護観に合った精神科に転職する

今は昔と違い働き方を自分で選べる時代です。

職場の方針が自分の看護観に合わない場合は、違う精神科に転職するのが賢明です。

レバウェル看護であなたの看護観にピッタリな精神科をさがしてみましょう。

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外部研修に参加する

看護技術・身体アセスメント能力を身につけるには、外部研修に参加しましょう。

>>全日本病院協会では医師の他に看護師向けのセミナーも開催されています。

まずは興味のあるセミナーに参加することからはじめましょう。

業務改善を提案する

業務量が多いのなら、詰所会議で業務改善を提案してみましょう。

「できる範囲で看護助手さんにも手伝ってもらう」「患者さんの身の回りのケア担当のフリー業務を作る」など改善案がでてきます。

以上の対策を試してみて「精神科看護師を辞めたい」という気持ちがなくなってきたら、もうしばらく精神科看護師を続けてみましょう。

試してみても「精神科看護師を辞めたい」という気持ちが変わらないなら、一度休職してみるか他科への転職を考えてみましょう。

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危険信号、こんな方は自分を守るため休職か転職しましょう

下記に当てはまる方は、無理をせずにしばらくお休みするか、他科への転職を考えましょう。

ストレスで心身に支障をきたしている

精神科勤務のストレスで心身に支障をきたすことがあります。

一番危険なのは原因不明の>>心身症です。

心は「このままじゃ危険だから身体を悪くして、早くストレスに気づかせよう」と身体になんらかの支障を与えて、心理的ストレスを気づかせようとします。

私も心身症になり、朝起きたらめまいで立てなくなったことがあります。

また精神科勤務のストレスでうつになる場合もあります。

うつの初期症状
  • 毎日イライラしている
  • ぐっすり眠れない、夜中に何度も目が覚める
  • とつぜん動悸がしたり、息苦しくなる
  • 理由もなく不安になる
  • 以前はあったやる気が出ない

こうした症状があるのに無理に精神科看護師を続けていて、気づいたら深刻なうつになっていたということもあります。

今一度「ご自分の場合はどうか?」振り返ってみましょう。

もしメンタルが病んでいたら「傷病手当金」を受給できる

もし、なんらかの精神疾患になっていたら申請して>>傷病手当金(最大1年6ヶ月支給)を受給できます。

休職してみてから「精神科看護師を続けるか?」もしくは「他科へ転職するか?」考えても遅くはありません。

転職する場合は傷病手当金の他に>>失業給付金ももらえます。

二つ合わせると最大2年6ヶ月の給付をもらえるので、その間に心身を休めて転職活動を行えます。

精神科にやりがいを感じない

熱意を持って精神科に入職しても理想と現実のギャップで、いつのまにか精神科にやりがいを感じなくなってしまうことがあります。

興味の対象が変わることは当たり前です。
悪いことではないので自分の思いを大切にしましょう。

ノブ

あなたに本当に向いてる科は、精神科じゃないかもしれませんよ?

精神科以外にやりたいことがある

「他の科で働きたい」「看護師以外の仕事をしてみたい」といった精神科以外にやりたいことができることもあります。

この状態で精神科看護師を続けると辛いだけになります。

この場合は早めに他科に転職するか、もしくは他の職種に転職しましょう。

やる気の持てる仕事に転職したほうが、幸せな人生を送れます。

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他の仕事に興味がある方にはマイナビが運営する「マイナビ転職エージェントリサーチ」がおすすめです。

この機会に「どんな仕事があるか?」世界を広げてみませんか?

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では、精神科看護師を辞めた後はどの科で働くのがいいでしょうか?

精神科看護師を辞めた方には「一般科の慢性期」がおすすめ

「精神科に疲れてしまったが、看護師の仕事は辞めたくない」という方には「一般科の慢性期」がおすすめです。

私も精神科から慢性期の医療療養病院に転職して正解でした。

一般科の慢性期をおすすめする理由
  • 看護技術・身体アセスメント能力が身につく
  • 急変対応ができるようになる
  • 残業が少なく定時に帰れる病院が多い
  • 残業が少ないのでプライベートも確保できる
  • 無理なく働けるので挫折し退職するリスクが少ない

時間に余裕があるので帰宅してから、勉強もできますし時間も充分あります。

精神科ナースちゃん

でも慢性期なら、たいして勉強にならないんじゃないの?

ノブ<br>

いいえ、そんなことはありません
慢性期でも一般科の基礎は学べます

慢性期でも一般科の基礎となる「看護技術」「身体アセスメント能力」は充分に学べます。

急変もターミナル看護もあたりまえなので、一般科看護師としての経験が積めます。

>>こちらで慢性期をおすすめるする理由を解説します

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もし精神科に戻っても一般科経験者は頼りにされる

一般科に転職してから「やっぱり私には精神科が向いている」と精神科に戻る方もいらっしゃいます。

一般科経験者は精神科では頼りにされます。

私の知り合いの一般科から精神科に転職された方は、急変対応や身体アセスメントなど院内勉強会の講師を頼まれ活躍されています。

また私が勤めていた精神科でも、一般科からきた方は役職に就く方が多くいました。

精神科看護師を辞める前にやるべきこと5つのこと

精神科看護師を辞めたいと思っても、勢いで辞めてしまってはいけません。

「なぜ辞めたいのか?」「辞めた後なにをしたいのか?」などはっきりさせておくことが必要です。

辞める理由を明確にする

ただ「精神科を辞めたい」というような具体性のない理由ではいけません。

具体的に転職先の面接でも通用するような理由が必要です。

例えば「精神科では一般科スキルが身につかないので辞めたい」「これ以上患者さんの暴言や暴力にさらされたくない」といった理由です。

≫こちらで精神科を円満退職するための退職理由を解説します

退職後の「自分のやりたいこと「転職先への希望」を明確にする

精神科を辞めた後に「自分はなにがしたいか?」と「転職先へ希望すること?」を明確にする必要があります。

あなたがやりたいこと「一般科に転職してスキルアップしたい」もしくは「しばらく休んでから転職活動したい」など具体的に決めておきましょう。

長く働くために「転職先へ希望すること」には「ホワイト病院の必須条件」をいれてください。

ノブ<br>

大切なのは長く働ける職場ではたらくことです
そのためにホワイト病院に転職しましょう

ホワイト病院の必須条件
  • 教育体制がしっかりしている
  • 新人看護師の受け入れに積極的
  • パワハラなどなく働きやすい
  • 残業や休日出勤が少なく、定時で帰れる

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精神科での経験をプラスに捉える

精神科での経験は他の科に転職したとしても、看護師以外の仕事に転職したとしても必ずどこかで役に立ちます。

精神科看護師は傾聴スキルや不穏な患者さんへの接し方はとても上手です。

このスキルは他科でも役立ちますし、他の仕事についても役立ちます。

失業保険、転職活動中の生活費を把握する

転職活動中でも生活費は必要です。

長引く場合も考えて3ヵ月~6ヶ月分の生活費は用意しておきましょう。

失業保険給付額は働いていた時の給与の50~80%ほどです。

だいたい下記の金額になります。

離職前の給与(月収)月々もらえる失業手当
25万円12万5千円~20万円
30万円15万円~24万円
35万円17万5千円~28万円
ノブ<br>

きちんと生活できないと転職活動もできなくなります

失業保険の支給期間は雇用保険の加入期間によって90~150日の間で変動します。

自己都合退職の場合は2か月間の給付制限期間があり申請してからの2か月間は給付をもらえません。

また離職後はすぐにハローワークで申請手続きを開始してください。
手続きが遅れるほど給付開始も遅れます。

私もすぐに申請しないで給付が遅れた経験があります。

支給されるまでの間は自分で生活費を工面しなければならないので、2ヵ月~3か月分の生活費は貯えておきましょう。

>>こちらのサイトで失業保険のくわしい計算方法がわかります

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精神科から一般科への転職におすすめ医療施設5選

「一般科の慢性期」で特に働きやすい5つの科を解説します。

医療療養病院

急変やターミナル看護、呼吸器などのME機器操作と、一般科で行う一通りのことを学べます。
とにかくスキルアップしたい方にはおすすめです。

急性期ほど忙しくないので、残業が少なく定時で帰れるところが多いのも魅力です。

医療療養病院で経験を積んでから、急性期へステップアップすることも可能です。

ノブ

急変や処置・検査もけっこうありますよ
イメージ的には「プチ急性期」といった感じです

回復期リハ病院

回復期リハ病院は医療処置が少ないので、精神科からでも違和感なく働けます。

ADL介助が多いので肉体的には負担が多く、腰痛などお持ちの方は注意が必要です。


在宅復帰や復職を目指している患者さんが多く、復帰に対して不安を抱えているので精神科スキルを活かせます。

外来看護師

外来看護師は高度な医療処置が少ないので、精神科看護師に向いています。

多くの疾患を看ることができるのでスキルアップしたい方にも向いています。

医師の診察介助や検査の介助、入退院時の病棟との連携が主な仕事です。

外来患者さんの問診をすることが多いので、精神科看護師の傾聴スキルを活かすことができます。

老健・特養

老健・特養は医療処置が少なく、認知症の患者さんが多いので精神科スキルが活かせる転職先です。

ADL介助が多いので肉体的負担は多く、看護よりも主に介護が主な業務になります。

病状が落ち着いている方が多いので、ゆったり働きたい方に向いています。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは医師の診察介助や点滴・注射などの医療処置を行います。

患者さんのお宅に訪問するので高度な医療処置は行いません。

在宅で介護するご家族と患者さんの精神的ケアも必要なので、精神科スキルを活かせます。


最近は未経験者への教育体制が整っているところも多いので安心です。

>>こちらで精神科看護師におすすめの一般科を解説します

選び方にまよったら「スキルアップしたいか?」「ゆったり働きたいか?」という基準で選んでみましょう。
下記を参考にしてみて下さい。

スキルアップを目指す方はこちらがおすすめ
ゆったりと働きたいたい方にはこちらがおすすめ
  • 医療療養病院
  • 回復期リハ病院
  • 外来看護師
  • 老健、特養
  • 訪問看護ステーション

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転職成功の秘訣は「転職サポートが手厚い」看護師転職サイトを使うこと

精神科から一般科への転職成功の秘訣

精神科から一般科への転職には「転職サポートが手厚い」「転職先の内部情報にくわしい」看護師転職サイトを使うことが重要です。

転職先の業務内容やパワハラの有無などの内部情報を把握しておかないと、最悪ブラック病院に転職することになります。

下記の3社は「転職サポートが手厚い」「転職先の内部情報にくわしい」ので一般科への転職に安心して利用できます。

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≫こちらで上記おすすめ看護師転職サイト3社を解説します

3社のあんしんポイント
  • 完全無料で利用できる
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転職成功のポイントは「看護師転職サイトを2~3社利用すること」です

引用元:リクルートエージェント

上記は転職大手リクルートエージェントの調査結果です。

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そして1社よりも多くのチャンスと採用を勝ち取っています。


これは看護師転職でも同じことです。

もしも3社で選ぶのを迷ったら下記の2社がおすすめです。

「転職サポートが手厚い」おすすめ看護師転職サイト

  1. 公式
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  • 業界最大手で求人数が豊富
  • アドバイザーが親身に対応してくれる
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  • 転職先の内部情報にくわしい

2社利用することで1社より多くの求人を紹介してもらえますし、サービスを比較してよりよい転職活動が行えます。

まずははじめの一歩が大切です。

この機会に登録して情報収集だけでもしておきましょう。

2~3年後には一般科で活躍する、スキルアップしたあなたに成長されていることでしょう。

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まとめ



患者さんの暴力や暴言などに対策を行い「精神科看護師を続けたい」という気持ちがあれば精神科看護師を続けるのが正解です。

ですがストレスが心身に現われているなら、無理に精神科看護師を続ける必要はありません。

一度、精神科看護師から離れてみましょう。

「他科へ転職する」「興味のある多職種へ転職する」という選択肢があります。

精神科看護師だけが生きていく道ではありません。

あなたにとって幸せな人生を送れる道を選ぶことがベストな選択です。

下記記事は精神科から一般科へ転職するための完全ロードマップです。

一般科に転職しても辞めず長く働くために必要なことを充分につめこんでいます。

ぜひご参照ください!!

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