ぼくは看護師として働いています。
サラリーマンからの転職組ですが、早いもので看護師歴はもう16年になります。
今までの看護師人生でつらい時は何度もありましたが、2020年9月ぐらいからうつになりました。
原因は上司からのパワハラです。
2021年1月末くらいから徐々に回復してきています。
現在は回復してきていて約1か月が経ち、精神的にも肉体的にもかなり落ち着いてきました。
うつは自分でも気づかないうちになっています。
酷い時は本当に自殺すら考えるようになります。
いつの間にか、こんなことを考えるようになるんですから、本当に怖いことです。
ですがうつが酷くなる前に、うつになる前に事前に対策できることもあります。
ぼく自身今回のことでかなり苦しい思いをしました。
現在うつやパワハラで悩んでいる方、もしかしたら自分もうつかもしれないと心配されている方。
このように苦しんでいる方の、少しでも力になれればと思いこの記事を書きました。
この記事を読んでわかること
・うつが酷いと時と、落ち着いてきた時の違い
・うつのまま生きることの辛さ
・うつにならないために、誰かに辛さを打ち明ける大切さ
うつが落ち着いてきてから、1か月たちました
ぼくはつい最近、1か月前まで酷いうつ状態になりました。
原因は仕事のことで、直属のパワハラ上司が原因でした。
自分でも気づかない間にうつになっていて、気づいたときは「死んだ方が楽かな?」と思うほどでした。
自分の力だけではもうどうしょうもないところまで来ていました。
ぼくはそれまで誰にも相談せずにいました。
ですが、あるミスをして別の上司にうつのことを告白し相談したことから、状況も気持ちも変わっていったんです。
(詳しくは下記リンクをお読みください)
変わっていってから約1か月が経ちました。
完全に以前の僕に戻れたわけではありませんが、今は心身共にかなり落ち着きました。
あのまま行っていたら、どうなっていたか?
ブログ記事を書くことも、出来なかったんじゃないかと思います?
そのくらいうつになるというのは辛いものです。
この経験を無駄にしたくないので、リアルタイムで伝えたいと思い。
今現在うつに苦しんでいる方の、なにかヒントになればとこの記事を書いています。
うつは自分では気づきません。
「ちょっと気分が落ち込むな」という日々が続いたら、いつの間にか本当にうつになっています。
うつが酷かった時と、落ち着いてきた今との違い
うつが酷い時
- 食欲がない
- 眠れない、もしくは睡眠が浅い
- 常に憂鬱な気分が一日中続く
- 笑えなくなる
- 仕事が終わっても、顔の表情が死んでいる
- 落ち着かなく、仕事で考えられないケアレスミスが続く
- 仕事に行くのが怖くなる、仕事そのものが怖くなる
- 何かあると「自分のミスでは?」と心配になる
- 同僚や上司が会話していると「自分の噂や悪口を言っている」と思うようになる
- 家に帰っても疲れが取れない
- 以前はしなかったような心配をするようになる
- 日を追うごとに生きるのが辛くなる
- ふと「死んだ方が楽では?」と思うようになる
- 周りも「おかしい」と思うようになる
落ち着いてきたとき
- 食欲がある
- 夜眠れるようになる
- 時に憂鬱な気分はあるが、長くは続かない
- 笑えるようになる
- 仕事が終わると笑顔になれる
- 落ち着いて仕事が出来る。たまにミスはするが大きなミスは起こさない
- 仕事への怖さが無くなる
- 何かミスがあってもすぐに「自分では?」思わなくなる
- 人の会話が気にならなくなる
- 家に帰ると疲れが取れる
- 変に些細な心配をしなくなる
- 生きるのが辛いと思わなくなる
「死んだ方が楽では?」なんて普通に生活してたら思わないですよね?
ですが、うつになるとこんなことを思うようになるんです。
本気ではないですが、ふと瞬間に思うようになるんですよ。
まだ冷静さがあるんで、「ここで自殺したら部屋が事故物件になって、遺族が莫大な借金を抱える」
とか「周りに迷惑をかける」とか考えられますが、衝動的に自殺する気持ちってこういうことかと感じました。
「死んだ方が楽かも?」なんて冗談で言うことはあっても、本当に思うことなんて普通ないですよね。
うつが酷いと、ふとした瞬間に「死んだ方が楽かも?」って本当に思うようになるんです。
👉看護師には不安がいっぱい 不安に襲われないための対処法3選
うつのまま生きるのは生き地獄
前述のように、うつが酷い時は生活全てが悪い方向に向かいます。
想像してみて下さい、こんな悪夢のような状況が何か月も続くんです。
あなたは耐えられますか? ぼくは耐えることが出来ませんでした。
更に始末の悪いことに、こんな状況にいつの間にかなっています。
最初はちょっとぐらいイヤなことがあっても、大したことないと思えるんです。
ですが気づいたときには、もう遅いところまで来ています。
自分ではどうしょうもないところまで、追い詰められてしまうんです。
うつは気づかないうちに、あなたを追い込みます。
そして気付いた時には、生き地獄を味わうことになります。
グチや弱音と思われてもいい、一人で抱え込まず誰かに打ち明けましょう
心の辛さはなかなか他人には理解してもらえません。
自分でも心の辛さに気づかない時や、無意識に気づこうとしないことも、あるんですからなおさらです。
あなた一人で抱えていても、解決策は永遠に出てきませんし、さらに悩みや心の辛さは大きくなります。
打ち明けることが出来る人がいるなら、その人に打ち明けて聞いてもらいましょう。
たとえいいアドバイスや、解決策を貰えなくてもいいんですよ。
大事なのはあなた一人で抱え込まないことなんです。
誰かに悩みや心の辛さを、打ち明けるだけでも楽になれますよ。
- 人に悩みや心の辛さを聞いてもらうのって、ただのグチや弱音と思われない?
-
そんなことはありません。
悩みや心の辛さを一言も他人に相談しないで、生きていける人はいません。
たとえグチや弱音と思われても、生きていくことの方が大事です。
一人で悩みや心の辛さを抱え込んで生きられるほど、人は強くありません。
なにより、さらに悪くなって自殺まで追い込まれるより、他人に相談して生きていくことが大事です。
中には悩みを打ち明ける友達がいない人もいますよね。
家族に打ち明けるのも、なかなかできない人もいます。
そういう人は「いのちの電話」に電話して、つらい思いをさらけ出しましょう。
回復してきても焦ってはいけません
一時はうつが酷かったぼくですが、現在は精神的にも肉体的にも落ち着いてきました。
完全復活とはいえませんが、普通に仕事をこなして過度な抑うつ気分に襲われることなく、毎日を過ごしています。
ただ回復してきているからといって「すぐに前の力を100%出そう」とは考えていません。
それは「100%全力で頑張る」ことを続けると、これから先の長い人生を歩くことが出来なくなるからです。
これから先の長い人生を完走するために必要なことは「80%の力で頑張り、余力を20%残す」ことです。
こうすることで常にベストなパフォーマンスを発揮できるようになります。
常に100%の全力疾走ではすぐに力尽きてしまいますし、そうなると自分も周りもみえなくなります。
またうつにならないためにも、長い人生を完走するためにも「常に80%で頑張る」ことが大切です。。
日本人はとにかく「100%全力で頑張ろう」とします。
これが絶対に正しい訳じゃありません。
最後までベストパフォーマンスで、人生を完走できるのは
「80%の力で頑張り、余力を20%残す人」です
長い人生を完走するために「80%の力で頑張り、余力を20%残す。」
ぼくはこの本で「80%の力で頑張り、余力を20%残す。」大切さを教わりました。
リラックスすることに重きを置いた、うつ予防のためにもなるメンタルコントロールのやり方が学べるおススメです。
ここからうつが始まりました
👉看護師のうつ体験:うつから学んだ大切な一つのことと、回復するまで
まとめ
「自分はうつになんかならない」「うつになるのはメンタルが弱い人だ」そう思う人が大半でしょう。
ですが、そういう人ほどうつになる危険性は高いですし、メンタルが強いといわれる人でもうつにはなります。
どんなひとでもうつになる可能性はあります。
- うつになったら、全てが悲観的にみえる
- うつになったら、普通にできていたことが出来なくなる
- ふとした時に自殺を考えるようになる
こんな生き地獄のような生活が待っているんです。
そうならないために悩みや個々の辛さがあるのなら、くれぐれも一人で抱え込まずに誰かに打ち明けましょう。
・悩みや心の辛さは一人で抱え込まず、必ず誰かに打ち明ける。
・80%の力で頑張り、余力を20%残す。
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